大阪府民に愛された大衆食堂「南海」創業50年目に閉店?
レトロな飲食店も大好きなトーマです!
実は前からなんとなーく気になっていた、昭和の感じが漂う「大衆食堂 南海」に本日行ってきました。
僕がまず皆さんのお伝えしたい事は、「大阪府民は今すぐ行け!明日にはないかもしれん!」という事。
お店の雰囲気を堪能しながら店主から色々と話を聞かせていただく中で、店主は「心臓と足が悪い」という事らしく、営業時間内に14時から16時までは休憩タイムを現在は導入しているそう。
そんな1974年から50年間もの間、営業を続ける「大衆食堂 南海」の魅力について僕が見たものを書いていく。
大阪市平野区西脇2-11-5
06-6702-4181
11:00~19:00
日祝定休
※店主の体調問題により、現在は14時から16時までは休憩タイムです。
オムライス頼みました
大衆食堂「南海」のメニュー、めちゃくちゃ多い!
何を頼めばいいのか全く分からなかった。とりあえずさまざまなバリエーションはカバーしつつ、メインは丼ものと麺類だと思う。
にも拘わらず、血迷ってオムライス注文してみたわけですが、ミニうどんも頼んだのでセーフです。
お酒のおつまみコーナーもあって、煮物や酢物までありました。
頼んだメニュー、正解でした
オムライス、見た目もさることながら味もシンプルで、「家に帰ってきた気分になれる味」だった。
普通の手作りメシが食べたい人は一度行ってみるといい。どことなく落ち着く店で十分に料理を楽しめる。
言い忘れてましたが、お値段もリーズナブルを越えて安いですしね。
平野区の皆さんに支えられ創業50年
このお店が50年続いた理由は、近隣の住民達の憩いの場でもあったんだろうとお察しする。僕が来店した際には、もう一人のお客さんもいたがかなりの常連さんのようだった。
一方で、お客さんは減っていく一方だとも語っていた店主だが、時代の流れに少し置いて行かれたのかもしれない。近所の昔ながらのラーメン屋さんも無くなって残念そうな顔をしていた。
大阪市、平野区に住む親御さん達は子供達にこういうお店も連れて行ってあげてもいいんじゃないか?
お客さん激減の理由は認知度か
来客が減ってきたとも話す店主、理由は周辺地域への認知度が落ちてきたんだろうとお察しする。
ペイペイとか電子マネーやクレカなんて100%使えないし、ネット上で行われている告知はGoogleマップと食べログ、大衆食堂 南海のフェイスブックくらいだもん(笑)
SNSの時代にお店で看板を構えているだけではやっぱり残り50年は難しいのだろうか。。。
そういう事もあり、店主に変わり僕が勝手に記事を書かせてもらっているわけだけども。
南海食堂のネーミングに問題が(笑)
また、この50年もの間に別の問題もあるかもしれない。
それは「南海食堂」というネーミングの店舗が多すぎ&ややこしすぎ問題。
実は、大衆食堂「南海」さんですが、「南海食堂」という店名ではないと思われる。にも拘わらず、南海食堂で呼ばれていたり、南海食堂でネット検索すると南海電鉄の南海食堂や南海電鉄の社員食堂などなど。
色々紛らわしい名前のものまで同時にヒットしてしまいメンドクサイ事になっている事。南海、食堂というキーワードが原因で最悪です。
なんなら韓国、南大門市場カルグクス横丁にも「南海食堂」がある。
大衆食堂 南海の跡継ぎ問題
そんな店主の悩みは現在は跡継ぎ問題があるらしい。息子さんはいい会社で良い給料をもらっているので無理にお店を押し付けるわけにも行かなさそうな顔をしていた。
ただの普通に優しい立派なお父さんでしたね。
お店を今後どうするかはまだ色々と考えているようだが、このままでは跡継ぎ問題にぶち当たってしまうのは確実。いい形で引き継ぐ事が出来ればいいが、ここで締めくくるのもありなのかもしれない。
それは当事者である店主にしか分からない答えなので、どんな結果であれ暖かく見守るしかない。ご高齢の店主の心臓や足腰に問題が発生する前に、色々と落ち着くといいですね。
飲食店経営者は行く価値あるかもね
現場百篇、なぜ大衆食堂「南海」は創業から50年も続いたのか?はお店に行かなければ知る事が出来ない事も多くあろうと思う。
飲食店経営の人は、創業50年、コロナ渦中さえ乗り越えた大衆食堂「南海」から多くのヒントを得られるかも?と思う。
いや、大阪府民全員行くべきじゃないか?関西で守られるべき飲食店の一つだと僕は思う。
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